長野県議会の佐々木祥二(ささきしょうじ)議長が、旧統一教会と接点がある団体の会合に10回出席していたとする自身の調査結果を公表しました。
調査は5月の議長就任を受け、自身の後援会を通じて第三者である弁護士に依頼したもので、過去3年間の接点を調べました。
担当した弁護士は、世界平和統一家庭連合=旧統一教会との直接の関係は認められないものの、2020年から3年間で10回、「南信州ファミリー会」の会合に出席し、県政報告などを行っていたとしました。
謝金などはなかったものの、会合には旧統一教会関係者が講師として出席していたり、メンバーの半数が旧統一教会員であるなど、接点がある団体と結論づけました。
その上で、佐々木議長自身は、そうした事情を知らかったものの、政治倫理上の問題はあると指摘しました。
(調査を担当・長谷川洋二弁護士)
「漫然とこの会に出席し、あるいは(国際)勝共連合と統一教会とまったく密接な関係がある人がいるということを調べずに、その後も出席したということには、倫理上の過失があるだろうと考えています」
結果の公表を受け、佐々木議長は。
(佐々木祥二議長)
「真摯に反省をし、長野県民の皆様方にこの場をお借りしまして、お詫び申し上げる次第です」
今後は、出席前に団体や関係者を詳細に調べ、倫理上問題がないかを確認したいとしています。