■藤原専務
「こちらにある紙は全部余っているものです」
■尾関アナウンサー
「これ真新しい紙のように見えるんですけど…」
■藤原専務
「これらは次の仕事や別の仕事の調整用に使うがそのあとは古紙回収に回してしまう」
■尾関アナウンサー
「古紙回収に回すくらいであれば使ってもらえる人にという思いで?」
■藤原専務
「そうですね」
これらの紙は、製本の過程で余っていました。
■藤原専務
「例えば本を一冊つくるときにいくつかの種類の紙を仕入れます。こちらが帯、こちらがカバー、そしてこちらが本体なんですけど、本体も表紙表紙と本文をつないでいる見返しそこからやっと本文が始まっていくので」
印刷会社では、数百ページにも及ぶ本を何千、何万部と刷っています。

印刷のミスに備えて紙を多めに仕入れていて、余ってしまう紙がどうしても出てきてしまうため、物々交換に回しているということです。
藤原専務は、こうした取り組みは、お互いが地域に密着しているからこそできることだと話します。

■藤原専務
「本当に地域でしかできなくて例えば東京でやろうとすると送料もかかるし時間もかかるので賞味期限が切れてしまう。目の見える顔の知っている範囲でできることというのが今回すごくやってよかったなと思っている」
地域の会社や店が補い合う物々交換。
今後も組み合わせ次第で広がっていきそうです。