長野地方気象台は13日、県内では2年ぶりとなる黄砂を観測したと発表しました。


■小林松太郎(こばやし・まつたろう)気象情報官「太陽の周りも白くなってますし、やはり黄砂として観測できますね」

気象台は、きょう午前9時に目視で黄砂を観測したと発表。


県内で黄砂が確認されたのは、おととし(2021年)5月8日以来2年ぶりです。

きのうの寒冷前線が抜けた後、上空に寒気が入って雲ができ、空気が湿ったため、黄砂の濃度は予想よりも薄くなっているということです。

黄砂の影響はどれくらいあったのでしょうか。


長野市のガソリンスタンドでは、午前中、洗車に訪れる人が見られました。


■洗車に来た人「すごいことになっちゃったもんで、きょうちょっとだけ洗っとこうかなと。また(黄砂が)来るっていうから丁寧じゃなくて」


「きょう見たらちょっと黄色くなっていたので、それで来ました。あんまり洗車しないんですけど、きょう休みだったので洗車しようかなと思って」

人によっては健康にも影響を及ぼす可能性があるという黄砂。街で尋ねた限りでは大きな影響が出ているという話は聞かれませんでした。


■長野市民は…「鼻とか喉の影響は無いんですけど、黄砂のアレルギー持ちなんで肌には出やすいんですけど、今のところは出てないかなって感じです」


「まわりの人、妻とかは(影響がありそう)と言っていますけど、黄砂かどうかわからない」

黄砂の飛来は今後、徐々に減る見込みですが、気象台では引き続き、洗濯物への付着や交通への影響、また健康面にも注意するよう呼びかけています。