消防団の経験を次代に伝える

山岡さんはそのあとも消防団の活動を続けてきましたが、当時のことは誰にも話してきませんでした。18日、第7分団は「消防団の経験を次代に伝える会」を初めて開きました。
山岡さんは若手の団員や住民などおよそ60人を前に、当時のことを初めて話し、これまで語ってこなかった理由を明らかにしました。

山岡林太郎さん:「私自身なんでこういう話をしなかったかというと、小坂陽司さんの奥さん祐子さんとご家族の方が屯所でお父さんの帰りを待っていたんです。お父さんの安否を待って、必ず生きている。もちろん生きているということで、助けていただいた私だけが戻ってきて、陽司さんに対しても、泰男さんに対しても、何もできなかったのがすごく悔しかったし、つらかったし。本当に祐子さん、私、陽司さんには、感謝の気持ちしかありません。私が30歳の時に、こういう災害があって20年こうやって生きてこられたのも、本当に陽司さんのあの一声のおかげです」

亡くなった陽司さんの妻 小坂祐子さん:「山岡さんは娘と同じ仕事場ででいろいろ関わっていただいたんですけど、本当にいつも明るく、あんなにつらい思いをしているなんて思わなくていました。でもきょうを境に彼の中でもちょっとずつ変わっていただければと思うし、本当にこの20年ってのが自分としてはつらいと思ったのはきょうだけにして、またあしたから新たな気持ちで頑張っていかなきゃいけないなと」













