長野市戸隠で、およそ400年にわたって受け継がれる竹細工、材料はネマガリダケで職人ごとに作品の違いが楽しめます。
6月、展示販売会が開かれているということで取材しました。
長野市戸隠、戸隠神社奥社の参道入口近くに竹細工センターがあります。
(戸隠竹細工職人・徳武利文さん)「戸隠の中に竹細工の職人が30人強いるんですね、30代から90代までいるかな、世代を超えて個性のあるものを作り出している、これ昔からあるカバンかごなんですが、こういうものからもう少し時代にあわせて変化していったものが今ここに出てます、編み方が全く違うんですけど」
江戸時代の初めごろ、戸隠の人々の生活の糧として始まったとされる戸隠竹細工。
およそ400年間、その技術は親から子へと継承され、県の伝統的工芸品に指定されています。
(徳武さん)「農業の器具から始まって生活の道具になって日常でも使えるものに時代にあわせて変わってきているいいことだと思うんですよね」
徳武利文さんは、東京や長野で設計士としておよそ30年勤めたあと、故郷の戸隠で竹細工職人になりました。
(徳武さん)「戸隠竹細工の代表といえばそばざる、できるだけ水はけがいいように細工をしていくんですよね、そういったひと手間を加えることによってかごは長持ちしていくっていう、それぞれみんなそんな工夫をしていますよね」
基本の編み方は、4種類という戸隠の竹細工、そこに職人たちは独自のアイディアと工夫を織り交ぜます。
(徳武さん)「ちょっとアクセントにした方がいいんじゃないかってことで、染色をして色を出しています、下におかず入れておにぎり入れて2段外したら箸で使えるしようじで使える、女性の方はこんな大きいの要らないひと回りちっちゃいやつとかもう少し浅いやつとかそういうお話を聞いて作った」
対話を重ねて、その人の暮らしに寄り添う、徳武さんの作品作りは、設計士として住む人の思いを大切にしてきたかつての姿と重なります。
(徳武さん)「買う方が使いやすい形にできるだけ仕上げたいと思うんで、そうすると使う人も愛着がたぶんわきますよね、そうすると長く使っていただくそんな形で籠を作っていきたいなと思っています」












