塩尻市の小学校にある、古いグランドピアノ。

92年前に地元の人から寄贈されたというピアノが、実は、国内で2台しか現存が確認されていない、貴重なものであることがわかりました。


柔らかい音色を響かせる、1台のグランドピアノ。

塩尻市の洗馬小学校にあるこのピアノは、現在の上皇さまが生まれたことを祝って、92年前に24台限定で製作された「生誕記念ピアノ」です。

現存が確認できたのは国内でわずか2台という、貴重なものだと2026年、明らかになりました。



(寄贈ピアノ利用委員会・大栗克実会長)「鍵盤とか、この金文字とか当時のまま修復しているんですけど、鍵盤の白いところは象牙でできていて」

1934年、昭和9年7月、旧洗馬村の当時の村長の妻・熊谷まさ江さんによって寄贈されたという貴重なピアノ。

時代と共に傷みが目立ち、処分が検討されたこともあったといいますが、今から10年前に、住民の協力で寄付を集めて修復されました。

(寄贈ピアノ利用委員会・大栗克実会長)「当時の形をできるだけ残して音色もそれに合うようにちゃんと残せるようにということで、今はもう、洗馬の宝っていうかね」