コロナ禍から経済が徐々に回復し学生の就職内定率が上昇する中、北信地域の事業者合同の就職面接会が開かれました。

合同就職面接会は北信地域の4つのハローワークなどが毎年開いているもので、56の事業者が参加しました。

長野労働局によりますと、2023年3月に県内の大学などを卒業する学生の就職内定率は、10月末現在で67.9%と前の年の同じ時期を4.2ポイント上回り、2005年の調査開始以来、過去最高という「売り手市場」に。

このため、今回の面接会にも、定数の倍以上にあたる130を超す企業から申し込みがあり、参加企業は抽選で選ばれました。

(塗装・リフォーム業)「年々競争は激しくなっているかなと感じている」

(警備会社)「高齢者が多くなっていて、若い人材を非常に必要としております」

(ハローワーク長野・井嶋みゆき次長)「一時期ダメージがありました製造のほうが先に(求人が)回復し、最近は宿泊や飲食について回復してきております」

こうした状況もあり、参加した学生は26人と、2021年11月の説明会の4割程度(38.2%)にとどまりました。

(学生)「焦ってはいるんですけど何とか頑張っていきたいと思う、周りもすぐ就職先も決まったりしているので」

「今の時点では長野県で生活できればと思い探しています」

長野労働局などは2023年2月5日にも、県内の企業およそ100社が参加するオンライン形式の就職説明会を開くことにしています。