建設工事に伴うボーリング工事などを行っていた長野市の企業と関係会社が、長野地方裁判所から破産手続き開始の決定を受けました。
民間の信用調査会社、帝国データバンク長野支店によりますと、破産手続開始の決定を受けたのは、いずれも長野市のマサイイジマボーリングと関係会社の海正丸の2社で、決定は16日です。
マサイイジマボーリングは、2014年の創業で、工場などの建設工事に伴うボーリング工事などを手がけ、2022年1月期にはおよそ1億1100万円の年売上高を計上していました。
しかし、受注量の変動が大きかったことから、2024年1月期の年売上高はおよそ3100万円に落ち込むなどしていて、債務超過から資金繰りがひっ迫し、先行きの見通しが立たないことから事業の継続を断念したと見られます。
また、海正丸は、2020年6月に遊漁船業として設立され、新潟県上越市に支店も出していましたが、事業は軌道に乗っていなかったということです。
負債は、マサイイジマボーリングがおよそ2200万円、海正丸がおよそ1200万円に上ると見られます。












