贈答用のリンゴが、猛暑の影響で例年とは様子が少し違うといいます。


長野市の農産物直売所=「アグリながぬま」。贈答用の特設売場に12日、並べられたのは「サンふじ」5キロと10キロの箱、あわせて4箱です。


平日は入荷数を制限していて、土日は売り場が埋まるほど並ぶということですが、それでも今年は例年より少なめだということです。この時期の贈り物はリンゴと決めている人も多いと思いますが、リンゴも気候変動の影響を受けているようです。


アグリながぬま 河野みさき所長:「今年のリンゴの傾向としては、大玉が少ない傾向であります」

リンゴの生育には夏場に適切な水分が必要ですが、長野市の7月の雨量は去年のわずか1割ほどの22ミリ。

例年は贈答用として人気のある「大玉」が全体の2割ほどを占めますが、今年は1割にも満たないということです。

アグリながぬま 河野みさき所長:「少なからず天候に左右されているのかなというのは若干感じます」

一方で、10月以降は気温が下がったことから、色づきは順調で味も十分な仕上がりだということ。


贈答用を求めて訪れた人は、長野のリンゴは県外の人からも好評だと話します。

買いに来た人は:「『ばあちゃんおいしいもう一回送って』って。中にすごく蜜が入っているんだってだからおいしいよってちょっとでも小ぶりは小ぶりだね。でもいいの」

アグリながぬま 河野みさき所長:「(農家さんが)長い期間育てて収穫したものを出しております。丹精込めて作ったリンゴですので、是非ご賞味いただけたらなと思います」