冬用タイヤに交換した直後の大型車のタイヤ脱落事故が、11月に管内で3件連続して発生したことから、国土交通省北陸信越運輸局は、長野県を含む管内各県のトラック協会に向け、大型車のタイヤ脱落事故防止の徹底を求めました。
北陸信越運輸局によりますと、大型車のタイヤの脱落事故は、いずれも新潟県内で、11月の10日と19日、それに25日に起きていて、被害こそなかったものの、いずれも自社で冬用タイヤに交換してから3日以内に発生しています。
こうした事態を受けて、北陸信越運輸局では、管轄する、長野、新潟、富山、石川の4県のトラック協会の会長宛てに、「大型車の車輪脱落事故防止の徹底について」とする文書を出し、タイや交換後、一定の距離を走行した後に再度締め直す増し締め点検を行うよう求めました。
文書ではさらに、トルクレンチを使った適切な作業の実施や、何年かにわたる使用に伴うホイールボルトやナットなどの錆や泥、ゴミの除去を確実に行うことや、運行前のホイールナットの緩みの点検を確実に行うことを会員に啓蒙するよう求めています。












