協和テクノ 飯川暁則社長:「エレクトリック・フェンス・モニタリング・システム=エフモス、電圧を図りたい場所につける」

電気柵が正常に作動しているか定期的に電圧を測り、遠隔で確認出来るシステムです。

協和テクノ 飯川暁則社長:「うまくスマホで見られないのかということを結構言われたので、電気柵の電圧のIOTは今までなかったので、そういう部分もあって、挑戦した」

2018年の販売開始からこれまでに、全国でおよそ250台。自治体単位などでの導入が進み、須坂市や中野市などが活用しています。

須坂市内の塩野地区。導入前は、住民らが交代で見回りをしていたといいます。

塩野地区林務委員長 山上茂治さん:「(電気柵は)総延長で3キロ。(以前は)目視で見ながら歩いていた。ここを歩くんだからなかなか大変、転んじゃう人もいたし」

地区には2020年に、須坂市の予算で4台のエフモスが設置されました。

塩野地区林務委員長 山上茂治さん:「電圧が下がるとすぐに赤の反転表示になって、これやばいなとわかる。各班長に一斉に連絡ができ、見てもらえる。わざわざ出かけて行かなくてもすごく楽になりました」

塩野地区林務委員長 山上茂治さん:「(電気柵を設置しないのは無理?)無理、作物が半分くらいとれなくなるんじゃないですか。ブドウ農家も多いですから、絶対必要」

突風や倒木などでショートすることもよくあるといいますが、いち早く異常に気が付くことができていると言います。

塩野地区林務委員長 山上茂治さん:「1週間から10日も電源落ちていると獣たちもそろそろ大丈夫じゃんと出てくるので、場所を追いやすくなった。楽、本当に楽です」