長野市の中学校で、地域に伝わる伝統野菜を使った豚汁が振る舞われました。

28日は川中島中学校で「地産地消」を一緒に学ぶイベントが開かれ、1年生およそ30人が豚汁作りに挑戦しました。


地元の青果店から仕入れた伝統野菜は、長野市内で明治時代からつくられる「松代一本ねぎ」。

生産農家が3人しかいないという「綿内レンコン」。


飯山市で江戸時代から伝わるとされる「常盤牛蒡(ごぼう)」。


このほかの野菜や、豚肉もすべて信州産です。

イベントは地元の農産物に親しんでもらいたいと開いたもので、学校に隣接するこども園の園児30人たちも参加しました。


コメも信州生まれの品種「風さやか」です。塩むすびを担当する園児たちは保護者と一緒に握りました。


伝統野菜たっぷりの豚汁は大好評。おかわりをする園児もいて、鍋はおよそ30分で空っぽになりました。


県はこうした活動を続け、地産地消の推進に取り組んでいきたいとしています。