県人事委員会は県職員の給与について月給、ボーナスとも引き上げるよう勧告しました。月給は2%台の大幅な引き上げです。

県人事委員会は16日、阿部知事に県職員の今年の給与改定について勧告しました。
これまでは比較対象とする県内の民間企業の規模を従業員50人以上としてきましたが、今回から100人以上に見直し、この結果、月給で2.86%の引き上げを勧告しました。
引き上げ幅が32年ぶりの2%台となった昨年をさらに上回り、人事委員会では民間の賃上げに加え「厳しい人材獲得競争を踏まえた」としています。

また、ボーナスの支給月数も0.05か月分引き上げ、年4.65か月分とするよう勧告しました。
これに対し阿部知事は「内容を精査したうえで尊重し、対応する」と述べました。
勧告通り改定された場合、年間の給与は新規採用者を除いた平均で655万8000円と20万円余りの増額になります。