新米のシーズンを迎える中、アジアやアメリカに輸出するコメの収穫が伊那市で進んでいます。販売価格は5キロ1万円を超えるといいます。

山間部の伊那市長谷地区では、棚田が実りの季節を迎えています。

収穫しているのは日本ではあまり馴染みのないカミアカリ、ササシグレなどの品種です。
ワッカアグリ 細谷啓太社長:「コメ騒動前から1キロ2000円位で販売。今は為替レートでより高くなっている。いいものを作れば売れる市場は海外にある。自信をもってやっている」

ワッカアグリは2017年から遊休農地などを借り受けて長谷地区で米作りをはじめました。当初から輸出用の米作りに取り組んできました。細谷さんも、農薬や肥料の専門家として当初から参加していました。
ワッカアグリ 細谷啓太社長:「日本の農業は面積も小さいし非効率な部分が大きいので、値段じゃないところで勝負しないといけないと思っている」