長野県を含む関東甲信エリアの2025年の紅葉の見頃は、平年並みかやや遅くなるとの予想を、民間の気象情報会社のウェザーニューズが発表しました。
ウェザーニューズが4日に発表した、2025年「第一回紅葉見頃予想」によりますと、関東甲信では、10月上旬から中旬にかけては、天気のぐずつく日が多く、平均気温も平年より高い傾向にあるため、例年10月中に見頃を迎える名所では、平年よりやや遅い見頃になる所が多くなるとしていて、上高地では10月20日頃から、栃木県日光のいろは坂では10月27日頃からと予想しています。

その後も平均気温は平年より高い傾向が続きますが、晴れる日の朝晩は放射冷却によって色付きに必要な気温の低下が見込めるため、例年11月以降に見頃を迎える名所では、平年並みかやや遅い見頃になりそうだとしていて、箱根の芦ノ湖では11月13日頃から、東京都八王子市にある高尾山では11月20日頃から見頃になると予想しています。
鮮やかな色付きに必要な日差しと雨が見込める一方で、夏の記録的な暑さや少雨の影響で、一部の葉の健康状態はあまり良好とは言えず、9月の第1週や10月上旬から中旬にかけて見込まれる大雨が、見栄えに影響を与える可能性があるとしています。