自宅に戻って農業やジェラート店で働くも…
弁護側の主張によりますと、2014年以降、実家に戻り父親の農業を手伝うようになった青木被告は以前のように笑顔が戻ってきましたが、2年後、両親が携帯電話の電源がいつも入っていないことを尋ねると、青木被告は、携帯は盗聴、盗撮されている、人はみんな自分を「ぼっち、ぼっち」と笑っていると説明したということです。
事件の前年にはトラブルも
その後、ジェラート店で製造を担当することになった青木被告。2022年、中野市にジェラート店ができると、製造スペースを段ボールで目隠しして作業をしていたといいます。
8月には、店内を撮影した客の髪を引っ張ろうとして「にやにやして俺のことをばかにしていた」と説明したといいます。また、9月にはアルバイト従業員に対し、殴りかかった後で「ぼっち、ぼっちとばかにしただろう、殺すぞ」と言ったとされます。
その後、青木被告は、事件前年の2022年頃から被害者の女性2人が自宅の前を通るときに「ぼっち、きもい」と聞こえるようになり、その声に耐えていたといいます。