あす(15日)は恒例の諏訪湖の花火大会が開かれます。今年は全国で花火大会での事故が相次いでいることから、新たな消火器を購入するなど安全対策を強化して本番に備えています。

金子ゆかり諏訪市長:「各地の花火大会で事故の報道が伝わってきています。しっかり横連携を図って絶対に事故だけは起こさない」


14日は関係者40人あまりが参加して大会の運営委員会が開かれ、安全対策に多くの時間が割かれました。

この夏は8月3日に兵庫県淡路市の花火大会で打ち上げ用の筒の中で花火が爆発、翌日には、横浜の花火大会で、充分な高さに上がらないまま花火が開いて、火薬に引火。台船が炎上して花火師5人が救助されました。


諏訪湖でも15日の大会に向けて花火師たちが準備を進めています。

花火はプログラムに合わせて電気で点火することから、これまでの水を使う消火設備とともに電気が原因の火事に使う粉末消火器10台を新たに配備しました。


また、幅240メートルの打ち上げ台ではこれまでの避難小屋に加えて、両はじにボートを準備して避難ができるようにします。

さらに火の粉などが観客席に飛ぶのを防ぐために、尺玉は湖側に筒を傾けて打ち上げることにしています。


実行委員会では15日朝、県外などから参加する花火店にも安全対策を徹底することにしています。