長野市ではお盆に合わせて夏の成人式が開かれました。このうち、大岡地区は、「ふるさと」への思いを深めてもらいたいと地域をあげて新成人を迎えました。
長野市大岡地区で開かれた成人式。大岡の小中学校に通った山村留学生の新成人なども参加しました。

中山間地で少子化もあり新成人は10人。きょう(14日)は遅れて到着した1人も合わせて5人が出席しました。
新成人が生まれたのは2005年に旧大岡村が長野市に合併した時期です。
大岡地区では進学や就職などで地区を離れた人が参加しやすいよう50年前からお盆に成人式を開いています。
山村留学で小学5・6年を過ごす:「景色も変わらないな、綺麗なままで嬉しいです」
山村留学で中学2・3年生を過ごす:「全然みんな変わっていなくて、なんか久しぶり!みたいな、中学時代に戻ったような感じがします」

5人が式のあとで向かったのは…思い出の中学校。新成人たちは、教室や理科室などを見て懐かしんでいました。

大岡地区では成人式の日に夏祭りも開かれます。恒例の「ひじり三千石祭り」です。
イワナのつかみ取りは毎年人気で、子どもたちは素手で挑戦!イワナはその場で塩焼きにして味わいました。

今年で42回目の夏祭り。世代を超え、地区を超え、30年近く山村留学の活動を続ける大岡ならではの絆が育まれています。
会場には、新成人の5人も登場。お祝いの花束が贈られました。

手作りのお祝いのステージで、新成人は決意の一言を叫びます。
新成人:「看護師になります!」
「楽しく生きる!」
「彼女つくります!」
実行委員長 滝澤松雄さん:「みんなでお祝いしようということでイベントをやっています。(祭りは)地域活性化になりますね」