国内で飼育されているベンガルトラの中では最も高齢だった、須坂市動物園の「未桜」(みお)が、12日、老衰のため死にました。

須坂市動物園によりますと、未桜は20歳のメスで、人間の年齢に換算すると100歳ほどに当たるということです。

未桜は、2005年6月に山口県の秋吉台自然動物公園サファリランドで生まれ、3歳になる前の、2008年3月に須坂市動物園に来ました。

テレビカメラを見ると興奮して吠えたり、双子のオスの「臥桜」(がお)にちょっかいを出すなど元気な性格で、エサもよく食べていたということです。

夏前から次第に食が細くなり、12日に息を引き取ったということです。

「臥桜」は元気だということで、動物園では、盆明けにも、「未桜」が飼育されていた檻の周辺に、来園者が未桜への思いを記入することができるノートを置くなどの対応を取りたいとしています。