迎え盆のきょう(13日)、県内各地の霊園には、多くの人が墓参りに訪れました。塩尻市では、古くからの習わしとして草木の葉を先祖の霊に見立ておんぶして帰る人の姿もありました。

塩尻市上西条の常光寺。朝から家族連れなどが訪れ、墓石を磨くなど墓の掃除をしていました。
その後、迎え火のカンバを焚いて、線香や花を手向け、先祖の霊を迎えました。
訪れた人は:「心穏やかに両親が生きていたころの思い出を思い出しながらゆったりと過ごしたいです」
訪れた人は:「今穏やかに自分が過ごせていることに感謝して育ててくれたことにも感謝して手を合わせました」
訪れた人は:「ご先祖様に対してありがとうございますと。家族が元気に暮らせるようにというお祈りですね」

中には、こんな家族もー。
「仏様をおぶって(墓の)そばにある草花をひとつの証拠として『仏様、おいでなさい』というわけで家に行きます」

この地域では、草木の葉を先祖の霊に見立ておんぶをして家まで帰る風習があります。
家の前でも、カンバをたいて先祖を迎え入れ、送り盆の日までのひとときを共に過ごします。