長野市の夏の風物詩の一つ、「ながの祇園祭」が週末に行われます。
13日の屋台巡行に向けて準備が始まっています。

豪華な屋台を力強く引き、長野市の中心市街地を練り歩く「ながの祇園祭」。
善光寺に近い弥栄神社の祭礼として、1950年ごろから行われていたとの記録があり、途絶えていた時期もありましたが、街の活性化を目的として2012年に復活しました。
今週始め、弥栄神社には豪華な装束を身にまとった少年の姿が。
山王小学校の6年生小林泰(こばやし・たい)くん。祭りで重要な役割を担う「お先乗り」を務めます。

「お先乗り」は神のつかいとして馬に乗って屋台を先導し、病気や災いを払う役割です。
神事:「令和7年御先乗り仕え祀る小林家は小林泰をはじめ、夏祭り御祭禮麗しく仕え祀らしめたまへと、かしこみかしこみ申す」
この日、神を迎える神事を行い小林くんは「神のつかい」に正式に認められました。

お先乗りを務める小林泰くん:「神様の代理なので、皆さんの健康を祈りたい。馬に乗って長野市中を練り歩くところを見てもらいたい」
「ながの祇園祭」は、12日、前夜祭にあたる「宵山(よいやま)」が行われ、13日午前9時からセントラルスクゥエア前で小林くんのお先乗りの先導で「屋台巡行」が始まります。