長野県の北部を襲った豪雨災害からきょう(11日)で30年となり、小谷小学校では、当時の体験や復興について語るシンポジウムが開かれました。


梅雨前線の停滞で、北部一帯では1995年7月11日から12日にかけて大雨となり、小谷では24時間に357ミリを観測しました。

村内では姫川が氾濫して土砂災害などが相次ぎ、死者は出なかったものの国道や線路が寸断されるなど、大きな被害が出ました。


シンポジウムは防災への意識を高めていこうと村と信州大学が開いたもので、村民など200人余りが災害の体験者と地元の中学生のパネルディスカッションなどに耳を傾けました。


また、信州大学が始めた災害のデジタルアーカイブも紹介され、「今後の防災学習などに生かしてほしい」と説明がありました。