佐久市にある佐久大学が国の就学支援制度の対象から外れたことを受けて、市が年8000万円の資金を援助する方針を固めたことが分かりました。

国の就学支援制度は低所得世帯の子どもの大学などへの進学を支援しようと、授業料の減免や給付型の奨学金の支給などをするものです。


昨年度、国が対象の要件を厳しくしたことで、今年度から全国の大学と短大あわせておよそ40校が対象から外れ、県内では佐久市にある佐久大学などが外れました。

これを受け、佐久市は、佐久大学は地域医療を支える看護の人材などの養成機関として重要だとして、これまでの実績を基に今年度から年およそ100人分・8300万円余りの資金援助を市が行い来年度以降も継続する方針を固めました。


このほか、県内では辰野町にある信州豊南短期大学も制度の対象外となっています。