八十二銀行は27日、静岡銀行、山梨中央銀行と業務提携を結びました。
3行の独立経営は維持しながら、合わせて200億円の収益効果を目指します。

業務提携は八十二銀行の松下正樹頭取と静岡銀行、山梨中央銀行の頭取が東京都内で会見を開き、明らかにしました。

目標とするのは、3県の人口の社会増と、5年間で3行合わせて200億円の収益効果。

独立経営は維持しつつ、移住の促進やアジア諸国からの人材の誘致、地元企業の合併の支援などに、互いのノウハウを共有しながら連携して取り組むということです。

八十二銀行 松下頭取:
「共通の社会課題ということで、それぞれ抱えている問題は一緒。解決するために最大限経営資源を投入していくことは有意義で、大胆な施策を展開できると認識している」

静岡銀行と山梨中央銀行は2020年に、すでに業務提携を結んでいて、地域性や社会課題で共通点が多い八十二銀行が加わる形です。

八十二銀行の株価は、27日の終値で1115.5円と、26日に比べておよそ3.6%上昇していて、市場も前向きに捉えています。