妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の裁判員裁判です。
8日の裁判では「現場の状況・痕跡」について、検察、弁護側がそれぞれまとめの意見を述べました。

塩尻市の元県議、丸山大輔被告50歳は、3年前の9月、自宅を兼ねた酒蔵の事務所で、妻の希美(のぞみ)さん当時47歳を殺害した罪に問われ、裁判で無罪を訴えています。

4つの争点の内3つ目のテーマとなる「現場の状況・痕跡」についての審理では、警察官など8人の証人尋問を終え、双方が最終的な主張を述べました。

検察側は、現場で採取された足跡は、出入口から事務机まで一方通行であり、引き出しにあった手提げ金庫からは現金が一部なくなっていたこと。

その足跡が被告が以前履いていたテニスシューズの靴底と一致していたことなどを主張し、丸山被告以外の者が犯人だとすると、現場の状況を説明できないと結論付けました。

一方、弁護側は、現場からは、テニスシューズと特定できないものや、向きや左右の足が立証できていない足跡もある。

足跡が一方通行とするのは信用できないなどとして、第三者の犯行と考えるのが自然であると主張しました。