元店主で23年7月に他界した伊藤武さんが残したボタンや布、リボンです。
「ボタンは洋服の顔」が口癖だったという伊藤さん。
現在の大家で、娘の直美さんは、学生たちが父が大切にしていたボタンを残してくれたことがうれしかったと話します。
伊藤さんの娘直美さん:
「ボタンの名前を残していただいたのが一番、外観が古いので変えたとしても、名前が残っているのがありがたいなと」
県立大3年生 小原芳野さん:
「ボタンのいとうさんの思いであったり、今までお付き合いされていた方々がいらっしゃったということで、そういう背景も大事にしていきながら、地元とのつながりを密着させて行けたらなと思って、図書館とボタンの販売の両立を頑張っています」
図書館ではボタンの購入に来た人が本に興味をもったり、利用者がボタンを買ったりするつながりも生まれています。
県立大学3年千野祐里奈さん:
「この図書館を通していろんな人の居場所になればいいなと思っていて、私はこの図書館のお店番に来たりするのが結構好きで、自分自身もこの場所が居場所になりつつあるんですけどそういう感じで、この図書館居心地がいいなだったり、いろんな人の心のよりどころだったり、そういうものになっていったらいいなと思っています」