空き店舗がそのままになったり駐車場に変わったりする中で、長野市の閉店したボタンの専門店を、人がつながる新たな場所に生まれ変わらせようと奮闘する大学生たちがいます。

長野市の北石堂町に9月にオープンした新しい施設。

運営しているのは、長野県立大学の築山秀夫教授のもとで地域社会学を学ぶゼミ生18人です。

長野県立大学築山秀夫教授:
「ちょうど2年ぐらい前に(まちづくり会社から)長野の中心市街地の活性化ということで、遊休不動産を活用してにぎわいを創出することをやりたいんだけど、学生さんと一緒に何かできませんかねっていう話をいただいて」

2年前、空き店舗や空き家が多くなってきた中心市街地を活性化させようと、居場所づくりを始めました。

その中で出会ったのが、おととしの4月に閉店した「ボタンのいとう」。

ボタンを専門に扱っていた店舗の1階を改装して作ったのが…
「まちかど図書館ぼたん」です。

コンセプトは、「本を介して人と人とがつながる」。

取り入れたのは、「一箱本棚オーナー制度」です。