これだけ人気があるのに、なぜやめてしまうのでしょうか?
久保田さん:
「本当に体調がダメなんだよ、体の調子だけ、それがなかったら・・・・もうこんなに素敵な仕事はない。時代が昭和、平成、令和と変わって何もお店のメニューとか変わっていない、良くこれだけお客さんが来てくれるなと、自分が不思議」
午後になっても客足は途切れず、4時すぎ、閉店の時間を迎えました。
最後は、常連客が淹れた1杯のコーヒーと、ケーキのサプライズが用意されました。
久保田さん:
「こんなエンディングを迎えられるとは思わなかったから、うれしい。店はなくなっちゃうけど、みんな一人ずつ少しでいいから記憶に残ってってもらえればありがたいです。幸せです」
多くの常連客に愛され、惜しまれながら営業を終えた「珈琲館珈香」。
店内はマスターが45年の間に築いてきたあたたかな雰囲気に最後まで包まれていました。