不可能と言われた「赤色(あかいろ)」を生み出した現代美術家・中村元風(なかむら・がんぷう)さんの作品展が、長野市のデパートで始まりました。

光沢ある鮮やかな赤色が使われた作品の数々。

ながの東急百貨店で18日から始まったのは、現代美術家・中村元風さんの作品展で、「輝き」をテーマにした75点のオブジェが、展示・販売されています。

釉薬(ゆうやく)で作られる「赤色」は、これまで赤茶色や朱色に限られてきましたが、中村さんは、26年の歳月をかけて光沢や透明感のある「輝く赤色」を出すことに成功。

東日本大震災の日に生み出した赤色=「希赤(きせき)」を使った作品が代表作です。

現代美術家・中村元風さん:
「(東日本大震災の日に)日本が一瞬にして暗くなった。日本を何とか元気にしたい、作品を通じて元気の風を送りたい。目に見えない風のエネルギーを雲や波のような(模様で)表現」

さらに、宝石と貴金属を融合し、オーロラのような色の変化を表現した作品も。

光を当てると透明感のある宝石の色が浮かび上がります。

中村元風さん:
「悩んだり暗くなったりしている人がいっぱい世の中にいると思うが、ぜひ会場で輝いたものを見ることによって、人の心が輝き元気になってほしい」

展示販売会は、4月23日まで開かれています。