いま、子育て世帯を支える行政のサービスが少しずつ変化しています。
さらに働き方にも変化が…。
仕事と家庭をどう両立させるか。
行政と企業、それぞれの取り組みを追います。
長野市の若槻児童館。
春休み中のこの日は、小学1年生から4年生までの40人ほどが朝から夕方まで過ごしていました。
長野市内には放課後や、長期休みに小学生が過ごす施設が84あり、児童館や子どもプラザなど名称は様々ですが、すべて長野市の放課後子ども総合プランとしてサービスが提供されています。
利用料は児童1人あたり月額2000円。
保護者が仕事で留守にしている家だけでなく、希望する家の児童は誰でも利用することができます。

長野市内の児童数は少子化により年々減少していますが、放課後プランに登録する児童は増え続けていて、2013年には3割だった登録率は、2023年には46.5%に上がっています。
利用する保護者のニーズに応え、2024年の春から試験導入されたのが…
「お世話さまー」
市内の弁当業者が配達する子ども用のお弁当。
「とっていっていい?」
「はいどうぞ」
「いえーい」
長期休みの期間中、希望者に昼食の提供を始めました。

1食400円で、前の週に申し込みが必要ですが、仕事のある保護者には好評だといいます。
もう一つの変化が、開館時間の延長です。
市内最大規模、390人余りの登録児童を抱える、芹田子どもプラザ。
1年生だけでおよそ90人に上ります。















