須坂市中心部の複合ビル「須坂ショッピングセンターパルム」の閉鎖が検討されていることがわかりました。
須坂市須坂の「須坂ショッピングセンターパルム」は地元の商店主などが出資して建設された地上3階建ての複合ビルで、1階が商店街として、2階、3階は商業施設や住宅として使われています。
1969年11月にオープンした際は、食品や衣料の大型スーパー、ボウリング場などが入り、ピーク時にはおよそ40の店が立ち並びましたが、徐々に店は減り、現在入居しているのは10店ほどです。
築50年を過ぎた建物は老朽化が進み、2022年10月には須坂市消防局が「消防用設備の不備」を指摘。
何度か改善を求めたものの対策が進まないことから、消防法に基づき、改善を求める警告書を建物を管理する協同組合に渡しました。
協同組合は改善する費用の調達が難しいとして、2023年春、入居する店舗などに「パルム」の閉鎖を打診したということです。
関係者によりますと、組合側からの閉鎖の打診について合意していない店も複数あり、正式な閉鎖の決定には至っていないということです。