今回の主役「8000系」はなんか、かわいい
【画像⑧】が、そのJR四国「8000系」です。この丸みを帯びた流線型のフォルム、先頭の赤色はまるで口角を上げて笑っているかのようなデザイン。。。なんか可愛くないですか?

ちょっと鼻に突くような小洒落たことをいうと、その先頭車両はかつてローマで見た【画像⑨⑩】のようなイタリア国鉄・ペンドリーノ「ETR450型」に通じる丸っこさ&かわいらしさ。


さらに8000系の大きな特長は、松山を発車して1編成で運行していた特急列車が、宇多津で【画像⑪】のように途中で分割して「しおかぜ(岡山行き)」「いしづち(高松行き)」の2編成の特急列車になるというところです。
まるで、胴体を切ってもその後分裂して両方の体が生きている、扁形動物門有棒状体綱三岐腸目「プラナリア」みたいな形態!何だか素敵です。

その「分割」した後の、「切られた側」のカマボコのような断面...先頭車両であるにも関わらず、平ぺったい&無骨なところも、何だか惹かれるものがあります。

その2編成が今度は逆に岡山・高松を発車して宇多津駅で合体して、両先頭車両が流線型となり長大編成(とはいえ最大8両)となって松山に向かって走るころも含めて、何だかくすぐられるポイントがいっぱいある列車なのです。
そんな8000系車両は、いつどのようにして誕生したのでしょうか?