その生態は…メスしか確認されておらず「クローンのような生殖」か?

(東洋産業 大野さん)
「カベアナタカラダニは、1mmくらいの真っ赤な小さなダニです。3月末、サクラが咲くころから見かけ始め、梅雨前に最も数が多くなるように感じます」

「梅雨の終わりとともに数をめっきり減らし、夏真っ盛りの8月ころには目にしなくなります。1年の間で言うと、春先に卵からふ化し、梅雨明けには産卵を終えて死んでいくものが多いのでしょう」

「このカベアナタカラダニは、メスしかまだ確認されていないとされていて、クローンのような生殖をおこなっていると考えられます」

【画像③】この小さな赤い生き物、見覚えのある人も多いのでは?