通勤で使っている娘の車はどこに? 行方を探す父親

そんな思いを抱えていた加藤さん。みささんが車で通勤していることを思い出し、「ひょっとしたら、会社の駐車場に娘の車があるかもしれない」と思った加藤さんは、午後11時過ぎに、みささんが勤務する会社に行きました。

(加藤裕司さん)
「おそらくこの道を通って行くだろうと、大体想像がついてました。途中でコンビニが数軒あって、娘の性格からしてコンビニにたむろするとか、車をコンビニに置きっぱなしにするとかは考えにくかったんですけども、念の為と思って一件一件、寄って確認しました。当然いませんでした」

「会社の駐車場に着いたんですけども、会社の駐車場はよくある学校のグラウンドのような広い敷地に、蛍光灯が4か所ぐらいあったと思うんですけども、2か所だけ灯りがついていて、車が1台か2台止まっていました。会社は土曜日、日曜日は休みなので、ほとんど社員の方は出勤していなかったです」

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休日の駐車場には車が無く、困った加藤さん。そこでふと思い出したのが、従業員の車通勤が多く、会社の駐車場だけでは足りないことでした。

「近所の土地持ちの方とか、駐車場を経営されてる方の場所を借りて止めてる、というのを思い出したので、そっちの方も行ってみようと思って細い道をずっと通って行ったんですけども、結局車のライトは道路を照らしますけど、左右は見えないんですね」

「もしライト当てることができるとしても、大変失礼な行為になるので、ちょっとできないなと。それで諦めて翌日の日曜日にもういっぺん探してみよう、と思って帰りました」