数年すると「打撃コーチ」はもういない時代になる

現代の選手たちは、自ら積極的に技術を学ぶようになったと、練習にも変化が表れているそうです。

(八木裕さん)
「選手は、自分のバッティングを、いろんなところから勉強に行ってるんです」

「例えば外のトレーニング施設とか、選手によってはアーロン・ジャッジのコーチのところに行ってる選手もいるんですよ」

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そのため、打撃コーチの役割も大きく変わりつつあると言います。

「数年すると、『打撃コーチはもういない時代』になると思うんですよ。データがちゃんとできる、バッティングはこうしなければいけないという、『戦略コーチ』といった肩書きが増える」と八木氏は予測します。

(八木裕さん)
「バッティングを教えるとかいう、人じゃないんですよ、おそらく未来は。もう5年ぐらいになったらそうなっちゃいます」

『何が一番効率的か』を考えている球団が増えている…八木さんはかつての野球界との違いを指摘しました。

【第4話】 バット直撃で脳に出血も「割り算ってどうやるんだったかな」 に続く

【第1話】「和田さんに代打?!」代打の神様誕生秘話 その当時の監督とは
【第2話】「代打の神様」八木裕が見た「監督・新庄剛志」とは

【画像④】は、還暦を迎えた八木裕さん(中央)、聞き手のジャーナリスト・春川正明さん(右)RSK山陽放送・福田雅アナウンサー

【画像④】RSKラジオ「春川正明の朝から真剣勝負」より 左から福田雅アナウンサー・八木裕さん・春川正明さん