『とにかく練習量』の野球時代は終わった
現代の野球では、かつての「とにかく練習量」という考え方から、科学的なアプローチへと変化していると言います。
八木さんは「昔のプロ野球選手は、すぐ体重が落ちたんです。だからケガしてたんです」と、かつてのプロ野球選手の課題を指摘します。
現在は、選手の除脂肪体重(脂肪を除き筋力だけを測定した体重)を1年間通して管理し、無駄な練習で体重を落とさないよう徹底しているということです。
(八木裕さん)
「我々の頃はキャンプに行ったら、5kgぐらい落ちてましたからね。そんなことをしていたら、どんどんレベルが落ちるんです」
と振り返る八木さん。また練習量についても、制限があるといいます。
「トレーニングコーチが『守備を何分やった』『バッティングを何分やった』『走るのを何分やった』とか、全部管理していて、管理されている以上は練習をやっちゃダメだって言うんですよ」
現代野球は、「科学的なデータに基づいた練習管理が、当たり前」だと言います。










