緊急時 産院まで自力で行くことが難しい人のための「ママ・サポート119」

(岡山県 医療推進課 杉谷昌俊 総括参事)
「妊婦情報事前登録事業、いわゆる『ママ・サポート119』によって、救急搬送がスムーズに行えるような体制づくりをしているところです」

緊急時、産院まで自力で向かえない可能性がある人が事前に登録できる、「ママ・サポート119」。

医療機関と市町村が妊婦の情報を前もって共有することで産院が遠くても円滑に搬送できるようにするものです。県内では7つの市町村が加入していますが、県北地域ではまだ新見市のみ。導入地域の拡大を目指しています。

(岡山県 医療推進課 杉谷昌俊 総括参事)
「万が一の時には対応してもらえる状況にあるという、安心感の醸成につながると」

さらに、今年度からは遠方の施設で出産する人を対象に交通費の一部を市町村を介して補助する取り組みも始まっています。

妊婦の負担や不安を軽減するため、行政も方法を探っています。

(岡山県保健医療部 医療推進課 杉谷昌俊 総括参事)
「将来に渡って限られた医療資源を活用してそれぞれの地域で安心して妊娠し、安全に出産できる体制の確保に向けて、今どういうことができるか考えていきたい」