被害者の生徒は自主退学を余儀なくされた

被害者の生徒は、このいじめが原因で適応障害を患い、昨年11月に自主退学を余儀なくされました。

(被害にあった男子生徒)
「甲子園という目標を追いかけて、高校生活3年間を過ごしたかったという強い後悔は、自分の中でいまでもずっとあります」

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高校や加害者とは、すでに和解が成立しているということですが、被害者の生徒は自分と同じ目に遭う人をこれ以上増やしたくない、という思いから、会見を開くことを決めたといいます。

(被害にあった男子生徒)
「世間から言われる強豪校・古豪といったような高校での悪しき伝統などによって、いろいろな高校生が苦しんでいるというようなことを、この会見をもって伝えられたらなと思います」

「これから、高校野球に限らず、高校でスポーツに挑戦する中学生たちが同じ思いをしてほしくないこの気持ちでいっぱいです」

高校側は、「詳細についてはコメントできない」としています。