犯行前 スマホで「殺害計画」メモを作成

そして男は、犯行の数時間前に自身のスマートフォンで「殺害計画」メモを作成。

住んでいたグループホームの台所にあったナイフを持ち出し、犯行の約1時間前から女性の仕事が終わるのを待ち伏せて、女性に後遺症を伴う全治1か月の重傷を負わせたとされています。

検察は、
「被告は、被害者と事件前まで交際していたが、別れを告げられ、不満や怒りを一方的に募らせて犯行に及んだ」

とし、被害者に対する「執着心」や「殺意の強さ」を指摘しました。

弁護側の主張は

一方で弁護側によりますと、男は当時ネットで、東京に住んでいた看護師の女性と知り合い、のちに女性が東京から高梁市に引っ越した際に、「自分のために来てくれた」と思い込み話を聞いてくれたこと、弁当を作ってくれたこと、寄り添ってくれたことなどから、「人生で一番愛した女性」と舞い上がったといいます。

その後、男は女性から別れを告げられたことでどん底まで落ち、女性に「陥れられた」「裏切られた」「だまされた」と思い込んだということです。