宿泊客に薬物飲ませ 性的暴行の疑いで1回目の逮捕

男は2019年4月1日、岡山県里庄町でゲストハウス【画像③】の経営を開始しました。

【画像③】

そしてゲストハウスを開始した3年5か月後の2022年9月、ゲストハウスに宿泊した女性Aに薬物を飲ませ、性的暴行をした疑いで男は逮捕されました。

警察によりますと、男は2019年8月、ゲストハウスに1人で宿泊していた女性Aに欲情し、睡眠作用のある薬物を飲ませて抵抗できない状態にして、宿泊施設の和室まで運び、性的暴行を加えたとされています。

それだけでなく、男は、持っていた携帯電話でその様子を撮影し、データを自らのハードディスクに保存したといいます。

女性Aは、明け方に目が覚めた時、酒を摂取した後の記憶がなく、どのようにして部屋まで来て寝たのかなど分からない状況でしたが、薬理作用によって、被害に遭ったことに気づかないまま、ゲストハウス【画像④】を去ったということです。

逮捕後の警察の調べに対し男は、「やったかやってないかについては黙秘します」と供述していました。

【画像④】

別の女性客の体内から「睡眠薬の成分」も 準強制性交等などの罪で起訴

また警察によりますと、2022年3月、体調不良を起こした別の宿泊客の女性の体内から睡眠薬の成分が検出され、警察では、男が酒などに薬物を混入させ女性に摂取させた疑いが強いとみて捜査を進めていました。

その後、男のスマートフォンやパソコン、ハードディスクなどを押収したところ、男が宿泊客を無断で撮影した複数の動画や画像が見つかり、男の容疑を特定したということです。

警察のその後の調べで男は、6人の女性に対して「準強制性交等の罪」、3人の女性に対して「準強制わいせつの罪」、1人の女性に対して「準強制わいせつ未遂」、1人の女性に対して「岡山県迷惑行為防止条例違反」の罪で起訴されました。