熊本市役所本庁舎の建て替えを巡り新たな動きです。
熊本市は建て替えを前提とし、来年3月までに建て替える場所と設計する事業者を決めたいという計画を示しました。
きょう(2月13日)の熊本市議会。およそ1年後に本庁舎を建て替える場所と設計する事業者の決定というスケジュールに対し、出席した議員が疑問をぶつけました。

「わずか1年足らずでさっさとやりあげて予算を出して、来年3月には(1年後には)契約をする、こんなやり方でやっている市はないですよ」
一方で、建て替えに向けての「動きの遅さ」を指摘する議員も。
「去年6月に(市街地活性化の)起爆剤にすると言ったんでしょ。何か月経ちますか。はっきり言って遅い」

スケジュールとともに示されたのは新しい庁舎の事業規模です。
延床面積は中央区役所と議会棟も含める案で現在のおよそ1.3倍にあたる6万平方メートル。
事業費は設計、解体、建設だけでおよそ470億円が想定され、2019年に示された基本構想から115億円ほどふえています。
