知る人ぞ知る熊本のインスタントラーメン

熊本県宇城市にある『日の出製粉』。1933年に創業した製粉会社です。

製造工程に欠かせない湧き水が豊富なこの地で、90年以上も白玉粉を中心とした『和粉(わごな)』の製造を主力に置いています。

しかし、この会社には知る人ぞ知るロングセラー商品が。

その名も『ロン龍』。

『阿蘇山』や『熊本城』、そして『昇り龍』をデザインした縁起のいいパッケージの棒状ラーメンです。

日の出製粉 三代目 小野博也社長「(コロナ禍の)巣ごもり消費でラーメンの売り上げが激増して、その後もそんなに減らなかったんですよね。リピート率が結構高いので、1回食べたら病みつきになるんじゃないかと思う」

今でこそ、1日に約1万5千食分のラーメンを製造していますが、創業当初は違っていました。

小野社長「元々そうめんを作っていて、最初は大手の下請けでラーメンを作ることになりました。美味しいので『広まっていくんじゃないか』ということで(本格的に)始めたんじゃないかと思う」

会社の創業者は、祖父の正司さん。昭和30年代に、そうめん製造のノウハウを生かして自社商品・第一号となる『本場ラーメン』を完成させました。

小野社長「南九州で結構、根強い人気で。熊本県内なら人吉地区で今でもよく売れている商品になります」

さらに、それからおよそ30年。2代目社長でもある父の隆夫さんが『ロン龍』を作りました。

小野社長「当時は珍しかった。液体スープは半生めんに付くのが主流なので。(麺に使う)原料の小麦粉の種類とか配合比率が重要になってくるので、そこは言えないところ」

ラーメンづくりの大半は“企業秘密”ということですが、特別にその一部を教えてもらいました。