ダイハツ工業が不正なデータを使って国の認証を取得していた問題を巡り県内でも影響が出ています。
ダイハツはこれまで、安全性確認に必要な衝突試験を正しく行わず、不正なデータを用いて国の認証を取得していたことが明らかになっています。

ダイハツによりますと、その後、第三者委員会による調査で、新たに25の試験項目において174の不正行為があったことが判明したということです。
後生川凜アナウンサー「熊本ダイハツ本店です。お店は特に慌ただしい様子はありませんが、役員たちは手分けして関係先に事態の説明に出向いているということです」

不正行為が確認された車種は、すでに生産を終了したものも含め64車種・3エンジンで、ダイハツは国内外全ての車種で出荷を停止すると発表しています。
ダイハツ車利用者「もうずっとだけんですね」「10年くらい(乗っている)」
後生川アナ「不安はありませんか?」
ダイハツ車利用者「多少はありましたけど」
ダイハツ車利用者「残念じゃなくて呆れてますね。ちょっと尋常じゃないですね、会社として」「仮契約してる人とかどうなるんでしょうね」

一方でダイハツの車を取り扱う販売店は…
熊本市の販売店 店長「新車を注文してるんだけど、キャンセルできるだろうかといった問い合わせが各営業の方に入ってきている」

新車のキャンセルや自分の車は大丈夫かという問い合わせがきょう(12月21日)午前だけで6件あったと言います。
熊本市の販売店 店長「これから電話が増えていくのかなという懸念はありますね」
さらにこの店舗ではダイハツの中古車23台が在庫であるといいます。

熊本市の販売店 店長「本当は早く出荷が再開して、ユーザー様に安心していただきたいというのが本音ではありますね」
また、県や熊本市も公用車にダイハツを用いていました。
今後、どうするのか?まず熊本県です。使用をやめるなどの対応はしておらず、今後もその予定はないということです。
また、熊本市も使用しているそうです。
さらに熊本市消防局に聞きました。こちらも使用を続けているようです。
