熊本の問題や現状を独自目線で取材する「RKK深掘り調査班」。
今回は熊本市が管理する老人福祉センターについてです。熊本市内には10の老人福祉センターがあります。

--温泉があるところもあって、高齢者の交流と憩いの場ですよね
そうなんですが、10のうちの4か所は来年3月末に廃止予定です。
ナゼなのか、そして市民の反応は? 取材しました。
村上麿委員(自民熊本)「廃止までの期間があまりに短く、拙速な進め方であった」

吉田健一委員(公明)「議会軽視はさることながら、市民軽視と言わざるを得ない」

きょう(12月12日)の熊本市議会。
熊本市が来年3月末で廃止する方針を固めている老人福祉センターについて、市は今年7月から市民へ説明してきたとしますが、委員からは疑問や懸念の声が相次ぎました。
これに対し市の担当者は…
熊本市高齢福祉課 橋本裕光 課長「この期間の短さというところはご指摘いただいている通りであろうと思っております」

熊本市が管理する10か所の老人福祉センターは市内に住む60歳以上が利用できる施設で、文化教室や入浴などを楽しむことができます。しかし、市はこのうち4か所について廃止する議案を今議会に提出しました。
※廃止対象は「西老人福祉センター」「南老人福祉センター」「川上老人福祉センター」「河内老人福祉センター」
熊本市高齢福祉課 橋本裕光 課長(52)「廃止は私どもとしても苦渋の思いです。ただ今後の大きな地震が来た時に安全面が確保できない」

市によりますと廃止予定の4か所は、築およそ50年と老朽化が進んでいる上、利用者も減少傾向で改修や建替えは費用の面でも容易ではないと言います。
福祉センターの利用者はどう感じているのでしょうか?









