中学校のバレー部顧問の教諭が複数の部員にした「しばくぞ」などの発言4件について熊本市体罰等審議会は暴言と認定しました。

部員に暴言を吐いたのは熊本市の中学校で、当時男子バレー部の顧問をしていた教諭です。

熊本市教育委員会によりますと教諭は去年4月から今年8月までの間、複数の部員に「しばくぞ」「チキン」など人格を否定する発言をしたほか新型コロナウイルスに感染した部員を「咳き込み君」などと呼び精神的苦痛を与えたということです。

教諭は今年8月に顧問から外れました。

教諭は市教委の聞き取りに対し「生徒を鼓舞する気持ちが伝わらず申し訳ない。子どもをさげすむ意図はない」と話しているということです。

「咳き込む君」に「熱中症君」

他にも教諭の部員への暴言として、新型コロナに感染した部員に10分にわたり強い言葉で「なんでかかっとや(なぜ罹ったのか)」と責めたほか、熱中症にかかった部員を「熱中症君」と呼んだことも認定されています。

保護者への聞き取りも行われ、他の部員がいる状況での暴言でかつ日常的だったことが明らかになっています。