TSMCの工場の本格出荷まで1年あまり。

蒲島知事はTSMCと取引する企業の熊本県内進出が芳しくないことについて「まだ受入れ段階である」としました。

来年末の出荷を目指し、菊陽町で工場の建設が進む台湾の半導体製造大手TSMCを巡り、サプライヤーと呼ばれるTSMCと直接取引をする企業の熊本県内進出が少ないことについて蒲島知事は次のような考えを示しました。

蒲島知事「多くの台湾企業が熊本に進出したい。ただ『土地がない』これが今の現状、課題の1つ。サプライヤーがいないというより、サプライヤーを受け入れる段階」

菊陽町や合志市などTSMCの工場周辺で起きている土地不足がサプライヤーの進出が伸びない要因のひとつだと指摘しました。

一方で、熊本県の担当者は…

熊本県の担当者「JASM(TSMC)の操業が始まれば、取引量に応じて台湾からも企業が進出するのではないかと期待」

このようにTSMCの発注量が見えてくればサプライヤーの熊本県内進出も活発化するのではないかとしました。