3年前の豪雨災害で浸水被害を受けた熊本県球磨村の神瀬(こうのせ)地区では復旧を見守る地域のシンボルが引っ越しの日を迎えました。

それは、球磨川の氾濫にも屈せず力強く根を張ったクスノキです。

住民
「行事の度に皆が集まって、言えば、ここのシンボルです」
「毎日見慣れた木だから、ここになくなるのは寂しい思いです」

住民たちの憩いの場にもなっていたクスノキ。復旧対策として宅地のかさ上げ工事が大詰めを迎える中、元の場所から120メートル先に引っ越しすることになりました。

高さ9メートル、重さ11トンもあるクスノキがゆっくりと移動します。

力強く立ち上がったクスノキの様子に住民も安心した様子です。そして…

「せーの!」

地域再生の願いを込めて最後は全員で泥入れを行いました。

住民「クスノキが残るということでとても嬉しいです。拠りどころになりますので」

クスノキがあった場所の地主「嬉しかったです。新しい所で根を張ってくれればと思います」