カフェの経営に奮闘する若者たち、彼らの店がオープンしているのはなんと“真夜中”。今、熊本県内で人気を集めているようです。

午前2時まで営業するドーナツ店

午後8時、静かな住宅街でひと際目を引く店が。

熊本市中央区国府(こくぶ)に今年4月オープンしたドーナツ店『黒墨商店(くろずみしょうてん)』です。

その営業時間は、午後8時から翌日の午前2時まで。

一体、どんな人がやってくるのでしょうか?

東京から帰省中だという大学生2人組。

「インスタですごくここが話題になってるって聞いたから」

「罪悪感あるけど、おいしいから気にならない」

二人のお目当ては、カラフルなドリンクとドーナツ。この時間だからこそのおいしさもあるようです。

ーー夜ごはんの後にいけます?

「別腹です(笑)」

そんな来店客を見守るのが、オーナーの島崎大輔さん(22)。

島崎大輔さん「1店舗目が福岡・北九州でオープンしたんですけど、夜すごく綺麗な場所だったので、そこがドライブスポットになればいいなと思って」

元々、建設業界で働いていた島崎さん。当時、暮らしていた福岡で人気を集めていた「夜スイーツ」の世界へ飛び込みました。

記者「奥に九州学院高校の(野球)ユニフォームが」

島崎さん「九州学院出身で。ヤクルト村上宗隆さんの1個下です」

小学1年生から始めた野球。甲子園出場の夢は叶わなかったものの、こだわりの店は野球で繋がった仲間と立ち上げました。

島崎さん「新しいメニューを開発とか、いつ来ても『楽しい』『かわいい』と思ってもらえるようなお店を作っていきたいです」

「地元に夜の新スポットを」との思いが詰まった黒墨商店は、この日も賑わっていました。

みなさん、撮影に夢中の様子。

大学生「表面がパリパリで生地もフワフワですごくおいしいです」

大学生「夜中まで開いていて甘いものを売っているところがないから、本当にこういうところは来やすいし、助かります」

山鹿からわざわざ食べに来ているお客さんも居ました。

こうした若者がプロデュースする、夜のスイーツ店は他にも続々と…。