警備業や鉄鋼業、鉄道運転従事者などは「働く人のうち女性の割合が2割以下の職業」です。
他にも水道業やセメント製品製造業などが該当します。

職業によって「男性が少ない・女性が少ない」という状況を「ジェンダーギャップが大きい」と言いますが、熊本県立大学の澤田道夫教授は「ジェンダーギャップを埋める重要性が各業界で高まっている」と指摘しています。
そういったジェンダーギャップを飛び越えて活躍する女性たちを取材しました。
溶接技術者10万人のうち女性は1000人

火花を散らして溶接作業をする長谷真由美さん。水処理施設や水門設備を作る企業で働いています。
長谷さんはこの工場の生産部門で唯一の女性技術者です。
長谷真由美さん「ただ鉄と鉄をくっつける作業だが、いろんなものが作れる。試行錯誤してずっと追求していくなかで『溶接っておもしろいな』と」

もともと建築士を目指していた長谷さん、専門学校に入学して溶接に出会ったことがきっかけでこの世界に飛び込みました。
日々、技術の向上に励む長谷さんについて上司は。
林田純明さん「溶接に関する『やりたい!』という前向きな姿勢や自分のスキルにしたいという心意気はすごいです」

一方で、大変なこともあります。
長谷さん「重量物を1人で持つのが一番苦になるところ」
日本溶接協会によりますと、全国の溶接の現場で働く人およそ10万人のうち、女性は1000人ほどしかいません。
こうしたジェンダーギャップを埋めることがなぜ重要なのか?熊本県立大の澤田教授はこう話します。

澤田教授「女性の見方・女性の視点を入れていくことによって、産業に新たなイノベーションが生まれる」
それを実現するには、男性も女性も働きやすい環境が必要だと指摘します。
澤田教授「女性が働ける場所、女性が住みよい場所。そういったところは当然男性も働きやすい、男性も住みやすい。そういう職場を作っていくことが非常に重要」









