突然ですが、一般的には「今川焼き」「回転焼き」と呼ばれる、小麦粉の生地に餡を入れて金属型で焼き上げた和菓子がありますが、皆さんはそれを何と言いますか?
もし「蜂楽饅頭(ほうらくまんじゅう)」と言う人がいたら、その人は高い確率で熊本出身です。(絶対ではありません)

というわけでやってきたのは、その語源である「蜂楽饅頭」。熊本市の中心部、上通アーケードにあります。
こちらでいただける夏の風物詩といえば「コバルトアイス」です。

色は青いけれど、ミルク味というちょっと不思議なかき氷。
多い時には1日300杯の注文がある名物のかき氷でファンも大勢いましたが、ここ数年はコロナ禍で販売を休止していました。
しかし今年(2023年)7月、”4年ぶりの復活した”ということで早速取材してきました。
※店舗情報は2023年取材当時のものです
平日のお昼過ぎ、奥のイートインスペースはすでに満席です。
12種類のかき氷が販売されていますが、お客さんの7割以上が「コバルトアイス」を注文するそう。
コバルトアイスを注文した人に話を伺うと…。
客「昔からばあちゃんに連れられてよく来てた。街を通っていたら(今年は)やっていると気づいて」

4年ぶりのコバルトアイスの味は…。
客「懐かしいですね。美味しい」
夏休みということで、多くが家族連れのお客さん。

コバルトを初めて食べた、というお子さんばかりでした。
初めてのお味は?

子ども「ミルクみたい」
元気いっぱいに感想を教えてくれました。
他のお子さんも?

子ども「ブルーハワイと違ってなんかミルクが入っているみたいで甘い。美味しい」
一方、お店の裏ではスタッフの皆さんが大忙し。

蜂楽饅頭 熊本上通店 岡田博之店長「嬉しい反面、きつい。帰る頃はヘトヘトだけど、それまではお客さんの笑顔があって、やっぱり頑張らなくちゃいけないなって感じ」
店員「(注文)青2です」
店長「は〜い」
インタビュー中にも注文が入る繁盛ぶり。
この「コバルトアイス」、お値段は350円とお手頃です。
冷たい「コバルトアイス」と、看板商品の温かい「蜂楽饅頭」を交互に食べるのが、定番の食べ方だそう。

かき氷の販売は9月いっぱいまでの予定だということです。